[海外発]アトピーに効く“Low-Histamine Diet”(低ヒスタミン食)とは?

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どうも、アトピー悪化で大学を休学したツヨシ(@TsuyoshI_ad)です。

アトピーの方なら誰でも、
皮膚科に行ったとき「抗ヒスタミン剤」をもらったことがあるはず。

ヒスタミンは痒みを引き起こす化学物質で、
アトピーやアレルギー体質の方の天敵です。

そんなヒスタミンですが、
実はいろんな食材に含まれているんですね。

これ、意外と知らない人多いと思います。

実は、海外には“Low-Histamine Diet”(低ヒスタミン食)という概念がありまして、アトピーの治療に効果的であることがわかっています。

“低ヒスタミン食”について説明する前に、
その背景である具体的なケースをご紹介しましょう。

6才の少年のケース

研究者たちは、アトピー患者である6才の少年を対象に実験を行いました。

彼の親御さんは、どうやら少年が豚肉を食べたあとに症状が悪化するようだと訴えていたとのことです。

実験による変化は、
EASI(the eczema area and severity index)と、
VAS(the visual analog scale)という二つの指標によって表されました。

実験前の少年のEASIとVASはそれぞれ15.61.2

実験当日、少年には朝食に200gの豚肉を食べてもらいました。

すると90分後、彼の首、肘の裏、膝の裏などに丘疹が現れました。

丘疹っていうのは、
突起状に腫れたあれです。

VASは2.5に跳ね上がりました。

豚肉を食べて7時間後、
首にできた丘疹の数は増え、
膝の裏の症状は悪化していました。

肘の裏は変化なし。

9時間後はというと、
首の丘疹は大きくなり、
肘の裏にも症状が現れ始めました。

それからワセリンなどを使って症状を落ち着かせた後、
研究者たちは第二の実験を行います。

といっても、朝食に食べる豚肉の量を60gに減らしただけです。

結果はというと、
その日において少年のアトピーの症状の悪化は見られませんでした。

実験後にわかったことなのですが、
この少年は基本的にオレンジ、ホウレン草といった野菜果物や、サバなどの魚を食べていたそうです。

さらに、一回の食事で一つの食材を多量に食べる習慣があったと。

今回の実験のように、
一回の食事で豚肉を200gも食べるようなケースですね。

(僕も一年前はこんな食事スタイルでした)

それを聞いた研究者は、
ヒスタミンを多く含む食材を避け、
バランスのとれた食事をするように少年にアドバイスしました。

それから一か月後、
少年は抗ヒスタミン薬とプロトピックを止めることに成功。

「低ヒスタミン食」を実践すること三か月後、
彼の首、膝の裏、肘の裏にあった丘疹はきれいさっぱりなくなっていました。

EASIとVASはそれぞれ0.3と0まで下がりました。

食物アレルギーとは違う症状

豚肉を食べると体が痒くなる、
これってただのアレルギーだと思うじゃないですか?

でも、アレルギー検査で少年は豚肉に対して「陰性」でした。

このように、食物アレルギーではないんだけど、
ある特定の食材を食べるとアレルギーのような症状を起こすっていうことが、アトピー患者にはよくあることだそうです。

その症状は「ヒスタミン不耐症」とよく似ています。

ヒスタミンをうまく処理できない状態ですね。

この状態が続くと、
以下のような症状が出てきます。

・高血圧
・消化不良
・鼻水鼻づまり
・かゆみ
・鼻炎
・不安感
・むくみ
・動悸
・ぜん息
・慢性頭痛
・結膜炎
・下痢
・胃酸の逆流
・慢性疲労
・顔の赤らみ
・胸やけ
・イライラ
・吐き気

体調不良のオンパレードですね・・・

ちなみに僕はチーズがダメみたいです。

MEC食をやってたころは一日に120gのチーズを一気に食べていたのですが、なんとなくチーズを食べた後に痒くなる気がしてたんですね。

チーズはそこそこのヒスタミンを含んでいます。

食べる回数を分けるべきだったなと。

食材のヒスタミン含有量

さて、

韓国のある機関で、
食材にどれくらいのヒスタミンが含まれているのが調べられました。

そのリストがこちらです。

ソーセージはわかるとして、
体にいいとされる魚にヒスタミンが多いなんて、
驚きました。。。

今まではオメガ3を摂るためにサバ缶(190g)を定期的に食べていたのですが、
減らしたほうがよさそうですね。

摂りすぎに気をつけるべき食材

さて、ここまできて、
「じゃあどんな食材に気を付ければいいの?」
という疑問が出てきたと思います。

そこで、信憑性の高いメディアから、
ヒスタミン含有量からみて摂りすぎに気をつけたい食材を調べてまとめました。

野菜編

ナス、ザワークラウト、トマト
アボカド、オリーブ、ピクルス

果物編

グレープフルーツ、さくらんぼ、
パパイヤ、プレーン、
プラム、レーズン、イチゴ

肉・家禽・魚編

豚肉、イワシ、ブリ、カツオ、ニシン、
すべての貝類、肉のカス、冷凍肉、
加工肉(ハム、ベーコン、サラミ)、
塩漬け肉、燻製肉

卵編

生の白身

乳製品

牛乳、ヨーグルト、バター

脂肪・油編

すべての着色料、防腐剤入り脂肪・油

調理された肉汁、市販のサラダドレッシング、

加水分解レシチン

ナッツ・種子編

クルミ、カシューナッツ、ピーナッツ

飲み物編

コーヒー、炭酸水、炭酸飲料、
すべてのお茶(緑茶、紅茶、マテ茶)、
すべてのアルコール飲料(ビール、ワイン、林檎酒)

スパイス・ハーブ編

シナモン、クローブ、カレーパウダー、
パプリカパウダー、カイエンペッパー、
ナツメグ、シーズニングスパイス、

その他

醤油、味噌、酢(リンゴ酢はOK)、
市販のケチャップ、着色料(特にタートラジン)、
防腐剤、香料、BHA、BHT、風味ありのゼラチン

気をつけるべきポイントは一つだけ!

このように、ヒスタミンっていろんな食材に含まれているわけなのですが、恐れることはまったくありません。

気をつけるべきなのは、
高ヒスタミン食材をいっきに食べることだけ

先ほどの少年のケースのように、
ある食品の一回あたりの摂取量を減らすだけでも、
ヒスタミンの害からは逃れることができます。

例えば、僕みたいにチーズがダメな人は、
6ピースのチーズを昼と夜に食べるようにするとか。

もしあなたがある食品にヒスタミン耐性がないと感じているなら、是非この低ヒスタミン食を実践してみて下さい!

参考文献

1.Treatment of Atopic Dermatitis with a Low-histamine Diet